マイナポータルというアプリを使い始めたとき、まずその名前の響きに少し心が躍った。名前に「マイ」とついているだけで、私専用のポータルという特別な感じがするのだ。このアプリは日本のデジタル庁が開発したということで、国民の生活を便利にするものらしいけれど、本当に使いやすいのか試してみたくなった。ダウンロードしてからの最初の感覚は、意外にもシンプルなインターフェイスに驚いたこと。ただ、このシンプルさがかえって使いやすさを損なう危険性もあるのではと思った。

使用感については、初めは少し戸惑った。アプリ自体は個人情報の管理や行政サービスに紐づけることができると言うけれど、そのために必要な設定が結構複雑で、時間がかかった。最初の登録は、自分の情報を入力しなければならない部分が多くて、複数のステップを経る。それに、設定が終わった後でも、うまく使いこなせているのか不安になることがあった。しかし、慣れるにつれて、その機能の大きさに驚かされる。様々な政府サービスがこの１つのアプリで管理できることを考えると、非常に便利だと感じる。

アプリの一番の魅力は、やはりデジタルで行政手続きが完了すること。窓口に行く必要がないということは、本当にありがたい。特に役所の混雑や待ち時間を思い出すと、このメリットははかりしれない。時間を節約できることはもちろん、風邪を引いた時でも家にいながら手続きを済ませられるのは本当に助かる。ただし、すべての手続きがユーザーフレンドリーになっているかと問われれば、そうとも言えないこともある。それでも、これは最初の一歩だと思う。そして、将来的に更なる簡略化が期待される。

私が感じた小さな不満点は、アプリのレスポンスの遅さだ。たまにページ遷移がもたついたり、情報のアップデートに時間がかかったりする。しかし、アプリというものは改善されていくものだし、期待を込めて今後のアップデートに期待している。そして何より、国家が提供するデジタルサービスの一環として、これからもっと進化してほしい。もしアプリがさらに洗練されたら、利用者としても非常に誇らしい。

このアプリを利用していて、一番驚いたのはデータのセキュリティ面だ。個人情報を扱うことになるので、初めは安全性にほんの少し不安を覚えていた。しかし、これを守るためのセキュリティ対策はしっかりしており、一度使い始めればその信頼性が伝わってくる。どんなアプリでもセキュリティは一番重要だと痛感しつつ、安心して使えるようになったのは大きい。国家が管理するということは、やはりそれなりの安心感を与えてくれる。

最後に、このアプリをお勧めする理由を少しだけ。役所に行く時間や手間を省けるだけでなく、自分のデータを一元管理できるという安心感がある。もちろん、最初は使い方に戸惑うかもしれないが、デジタル社会の第一歩として習得しておいて損はないと感じる。日本のデジタル化の象徴として、これからも発展していくことを期待しつつ、私はこのアプリを日常生活の一部として使い続けるだろう。きっと、日々の行政サービスの利用がもっと簡単になり、より快適な生活が実現できるはずだ。